ハサミはすぐに錆びて切れなくなるので、使いやすいものをこまめに交換します。
プライヤーは、鈎が手では取れないときや、口の中に掛かっているハリを外したり、ガン玉をカシメたりするのに使います。 プライヤーは無くても釣りになりますが、有ると便利です。
ガン玉はずしは、ガン玉の打ち変えの激しい最近の軽い仕掛けでは必需品だと思います。これはダイワ製品が無いのでシマノを使っています。
鈎外しは、木っ端グレが湧いている時は有ったほうが手返しが早くなります。大型チヌだと、かなり大き目の鈎外しでないと喉の奥まで届きません。そのときも間違っても指を突っ込まないこと。チヌの顎はカキやイガイを簡単に砕きますので、骨折しますよ。
フカセ釣りに欠かせないマキエの道具、バッカン、そして道具入れでもありクーラーでもあるクールバッグです。出来るだけ荷物をコンパクトにするために必要最小限の大きさにしてあります。
私は長くても半日しか釣りをしませんが、プロバイザーハードバッカンFDの40cmを使用して、この中に水に濡れるものをすべて入れるようにし、プロバイザーオールインワンロッドケースとの2つの荷物で釣行するようにしています。荷物が少なければ移動も楽ですし、汚れても手入れするモノの数が少なくて済みます。
サシエサ入れはエサバッカンふた付きツインLサイズ、同Mサイズ、トーナメント杓立てもしくは釣研の杓立て、ヒロキューかプロックスの水汲みバケツを使用しています。水汲みバケツは年間30回程度釣行すれば2年は持たないので使いやすく手に入れやすいものをこまめに交換します。
それに最近はエサ盗りがきついので、ボイル用のセパレートバッカンを必要なときは使用します。ボイルは使う前に海水に浸しておかないと浮いてしまって使い物になりません。
現地で撒き餌を刻んだり混ぜたりするPVコマゼ400L。以前は釣り場でマキエを作るときにコンパクトコマゼLを使用していました。これは折りたためるので非常にコンパクトで使い勝手が良かったのですけども、ヒンジ部分が弱く、混ぜているときに緩んでくるのが欠点だったので、PVコマゼ400Lにしました。これはとても頑丈な造りで、中空ブレードのおかげか混ぜるのも楽です。
余裕があれば、ベルモントのサシエホルダー、第一精工のバッカン受三郎、ルミカの置竿一番、ロッドクリップBなど、腰をかがめてサシエをとらなくても良くしたり、ちょっと休憩のときの竿置きを持って行きます。ダイソーの台所バサミも結構使えますよ。小さい魚ならフィッシングナイフよりこっちのほうが断然早く捌けます。
これらは実際に釣りをしているときにはこのように配置したりします。マキエの量がもっと多いと全部外にしたり、釣る場所が狭いときは全部中にセッティングしたりします。
これらの配置は、実際の釣り場の状況にあわせて配置してください。各人、手返しのよい配列というものがきっとあるはずです。
杓の大きさは中がメイン、長さは75cmと65cmが現在では一般的だと思います。
テトラなど、立って釣るときや遠投が必要なときは75cm、ゆっくり座って釣る時には65cmがいい長さだと思います。
チタンカップのもの/ダイワ ロングキャスターチタンIIはとても軽く、エサ離れも良いので一日釣りをすることが多いなら持っていても損は無いと思います。また、プロ山元シャクもロングキャスターに比べるとシャフトは若干固めですけど、サイズにバリエーションがあるのでお勧めです。プラカップのもの、たとえばロングキャスターD/ロングキャスターDハードバージョンでも昔のものに比べたらはるかに使い勝手はよくなっているので最低限このクラスのものを購入されるとよいのではないでしょうか。
ロッドケースです。
ロッドケースはプロバイザーオールインワンロッドケースもしくはプロバイザーアレスト130cmを使用しています。ここに、使うであろう竿2~3本と玉の柄、玉網、棒ウキケース、マキエの杓3本、マキエのマゼラー、ルミカの置竿一番か第一精工のバッカン受三郎を入れます。
PVオールインワンロッドケースの収納力は抜群で、ダイワのクールバック20クラスと同じ程度の収納力があります。普段はこのオールインワンロッドケースと、40cmバッカンの2つで釣行することにより、ハシゴの昇降やテトラの上でも小回りが効きます。また、磯など渡船使用のときは、これにクールバッグを追加すればかなりの収納力が得られます。
タモの柄は、ダイワ VIP ISO玉の柄50(5m)、メガドライ玉の柄43(4.35m)、HX玉の柄60(6m)、 メーカー不明 3.7mを場所に応じて使い分けます。大阪湾の波止ならば、普通はメガドライ玉の柄43で何とかなります。岸和田沖一文字などの高い場所は5mではかなり厳しいので6m以上あるほうが安心です。タモの柄の選択基準としては、5mで400gを切り、シャンとしていれば長い期間使えると思います。
玉網は、地方で歩いていくときはベルモントのチタン玉枠40cm、渡船などを使うときは磯玉枠 速攻ステン 4つ折40cmです。チヌならば40cmの玉枠でも十分掬えます。60cmを超えるボラはかなり苦労しますけど・・・
どんなものでもそうですけど、可動部分があればそこからガタや錆がでてきます。ですので、私はワンピースの玉枠を好んで使っているのです。
ライフジャケットとキャップです。
ライフジャケットの中身はハサミ、マグネット鈎ケース、小物入れ、ガン玉入れ、ガン玉はずし、プライヤー、ハリス、ウキ止め糸、タナ取りボールになります。
ライフジャケットは絶対着用してください。いくら泳ぎに自信があったり、ただの護岸から釣るだけでも、たとえ砂浜から釣るのであっても、万が一ということがあります。また、最近はライフジャケットを着用して釣っていても周りの人もちらほら着用し始めているので違和感はだいぶ少なくなってきています。
ライフジャケット着用に慣れると、ライフジャケット無しで海辺に立つのが怖くなってきます。ライフジャケットは高価なものですが、3年程度で交換することが望ましいです。
いざというときに浮かなければ・・・私はカナヅチなので最も気を使うアイテムです。
スパイクシューズ・ブーツです。平らなケーソンの上なら普通の運動靴でも問題ありませんが、テトラなど足場が悪いときは絶対に履いてください。
濡れていないテトラは運動靴のほうが滑りませんが、海苔が生えていたりすると普通の運動靴では即、海中にドボン!です。何度も怖い目をしましたので、ライフジャケット以上に気を使う安全装備だと思います。
私は昔、切目で磯に渡るときに落ちたことあります。ライフジャケットとスパイクブーツのおかげで何とか這い上がれました。転ばぬ先の杖というよりは、自分の命を守るものとして安全装備にはお金をかけてください。
サングラスです。
当然偏光タイプですが、私は近視&乱視なので普通の偏光だけだとウキが6つぐらいに分裂してお花畑になります。
そこで思い切って奮発して、度入りの偏光を作りました。
タレックス製のレンズで、上段がトゥルービュースポーツ:日中用、下段がイーズグリーン:マズメ、曇天用です。
イーズグリーンは、夜の運転以外、全てのシチュエーションで使えるスグレモノです。メガネの代わりとして普段これをかけても問題ないぐらい自然な掛け心地です。
もともと、スキーの季節は全く釣りに行かなかったのですが、昨今の不景気や家庭の事情などでスキーに行く回数が激減し、厳寒期でも魚釣りをするようになりました。
スキーの場合はスキーウェア+インナー数枚で問題なく、寒くなる前に滑り出して暑くなりますし、どうしても寒ければレストハウスに逃げ込めばよいのですけど、魚釣りの場合は動きが少なく、かつ逃げ込む場所も有りませんので保温に関してはとてもシビアです。
私の場合は、
(暖) インナー + レインスーツ
| インナー + ベーシックウィンタースーツ
| インナー + ミドラー + レインスーツ
(寒) インナー + ミドラー + ハイロフトウィンタースーツ
の順で重ねていきます。風が強いときは気温が若干高めでも体感温度は低くなりますので、陸上では暑いかな?ぐらいの重ね着で出陣するほうがいいと思います。ちなみにインナーは、ユニクロのヒートテックでもよいですが、ミズノのブレスサーモなど山用のものか、釣用インナーとして売られているものが保温性は高くなります。
釣り場に持っていくものではありませんが、釣具のコーティング剤の代名詞、ボナンザ、そして私はダイワユーザーなので、ダイワ純正のリールガードとリールグリスです。
昔は1種類だけで、リールも竿も道糸もクーラーも全部コーティングしていましたけど、今は用途に応じてたくさんの種類が発売されています。
私は、最低限使えればよいので、チャック&金属部品用のボナコート、ガイド&ロッド用のロッドメンテ、ロッドその他防水用にボナンザPROを使っています。
ボナンザの中でひとつだけ選ぶとすれば・・・ロッドメンテですね。艶、滑りなどが桁違いなのですけども・・・結構高価です。
リールのオイルやグリスは社外品や汎用品がありますけども、使用している素材とのマッチングが取れた純正品をお勧めします。他社のグリスを使ってギア回りが劣化したレポートを読んだことがあります。