円錐ウキ・棒ウキについて

私は昔から釣研のウキをよく使っていました。最近はダイワや、キザクラのウキ、そして遠矢ウキに代表される棒ウキもそれぞれ長所がわかってきたので、その場の条件で得意とするものを選んで使っています。

大知遠投SP私が釣りを始めた頃は、浮力2Bと書かれて売られている軽いドングリウキに、今計れば-4Bぐらい有る水中ウキを合わせ、さらにガン玉Bを打ち、フロロカーボンハリス1.5号か2号にG5を2段打ちし、鈎は伊勢尼8号・・・これでも浮いていた・・・で、2ヒロ半とかのタナを釣っていました。今から考えたらかなり重い仕掛けですが、当時はそうでもしないと仕掛けが全く飛びませんでした。
おまけに、使う前には、パイプ部分などにアロンアルファを流し込んでおかないと水を吸ってしまって使い物にならないぐらいの代物が多かったのです。

時は経ち、現在販売されているウキは、自重があり、残浮力もほとんど無く、頑丈で、見た目も美しいものがほとんどです。(だから意味も無く買っちゃうんですが・・・)

ウキの役目

最もわかりやすいウキの役目とは、アタリを伝えるでしょう。ソレ以外にも、ウキには大切な役割があります。

  1. 仕掛けを飛ばす=オモリ・・・適切な重量がないと仕掛けが飛ばない
  2. 仕掛けを潮に乗せる=シーアンカー・・・適切な大きさがないと風などに負けて潮に乗らない
  3. アタリを伝える=目印・・・見えにくいと使えないので蛍光色などで目立たせている

以上が円錐ウキ、棒ウキに関係なくフカセ釣りでウキに必要な要件になります。昨今ではアタリを伝えるという目印の役割が極めて弱くなり、沈め探り釣り・ゼロスルスルなど仕掛けを潮に乗せてポイントに運ぶ役割がもっとも重要視されるようになっています。

円錐ウキと棒ウキ、どちらが優れている?

棒ウキの長さどっちが優れているかではなく、「それぞれに得意な場所がある」ということが回答になるかと思います。

円錐ウキ外洋に面した釣り場、サラシ、本流など、流れや波のある場所でとても有効です。また海面からの距離があり、見下ろすような場面でもとても見やすく扱いやすいものとなります。棒ウキと比べて不得手なシチュエーションは、2枚潮、ベタナギ、潮止まり、そして感度があまりよくないところです。

棒ウキは、円錐ウキと逆のシチュエーションで有利になります。内湾で潮の流れがあまり無く、波も無い場所だと真価を発揮します。また、波止でよくある表層滑りの2枚潮などでは、円錐ウキだと自身の高さ程度しかない表層流れにすぐ流されてしまうのですが、棒ウキだと同じ鉛負荷、質量であってもボディーの潮受け能力が高いことと、水面下に道糸が沈んでいる点から影響は少なくなります。またその形状から細かなアタリを取るのも得意です。不得手な点は、速い流れ、サラシなどでは引き戻すと沈んでしまう点、仕掛け作りが若干煩雑になる点です。

円錐ウキの選び方

円錐ウキの選び方ですが、近距離でタナが竿1本なら・・・などと書かれた表がよくありますけども、それはあくまで参考程度にとどめておくべきです。軽いウキでも条件がよければ遠投できますし、横風で馴染まないのならばウキを変えるよりも道糸を細くするほうがよっぽど効果的です。

まずは、自分の基準ウキ・パイロットウキを探し出すことから始めましょう。慣れるまではひとつの基準ウキをいろいろな条件で使い込んでいくと、ウキが何か伝えようとしているのが分かるようになります。パイロットウキが得意とする条件、苦手とする条件がわかったら、その苦手な部分をフォローするウキをそろえていけばいいのです。

話題がそれましたね。私のウキ選びの根本となるのは次の4つです。

  1. 就餌層に届かなければ釣れないので、チヌの口元にエサを届けることを最優先事項とする
  2. 自分が思っているほど仕掛けは深く沈んでいない
  3. 食いが悪いときこそきっちりウキ止めをつけてタナを取る釣りをする
  4. テトラ際、磯際、波止際を狙うときは鉛を使った仕掛けが安定して狙いやすい

慣れてくると自分のパターンというのが出来てくると思います。ちなみに私の基準浮力はB、古来からの阿波釣法の基本とするサイズが最も使いやすいと感じています。チヌ用の撒き餌は重めのものが多いので、仕掛けだけ軽くてもあまり意味がないような気がしています。グレ用の撒き餌ならば、0ウキが基本と考えていいでしょう。

現地でウキを選定する基準は、

  1. 形状・・・波乗りの良いドングリドングリタイプ、感度の良い円錐円錐円錐タイプ。最近のチヌ用円錐ウキは下膨れ円錐円錐円錐タイプが標準です。
  2. 浮力・・・私の基準・パイロットウキはB~3Bです。風が強ければ5B~1号+水中ウキを選択し、二枚潮など滑っている時は000~Bで沈めます。
  3. 重量・・・チヌ用の円錐ウキは重量が13~20gのものが多く、風に負けない重量が必須です。
  4. 色・・・朝マズメ、夕マヅメ、曇天、沈めるときなどはイエロー。晴れで太陽高度が高いときはオレンジ。ただ、朝でも潮の色が白っぽいときやサラシを釣る時はオレンジ、昼間でも暗い潮ならばイエローが見やすいと思います。私はマズメ時を狙うことがほとんどなので、イエロー系を好んで選択します。

となっています。

軽い小さなウキが感度が良いからといっても、仕掛けが潮のスジから外れたり、チヌの居る深さまで届かなければ意味がありません。風などの影響が強い場合は重いウキやガン玉、水中ウキを使い、仕掛けを狙いのタナ、スジに合わせます。まずはチヌの目に付くところにサシエを流し込んでやることです。

ウキの選択方法と、ガン玉使いに関しては、実践 円錐ウキの選択とガン玉の打ち方をご参考ください。

円錐ウキ インプレッション

大知ウキ 大知遠投SP 円錐
大知ウキサイズ:L-00(イエロー)
水溜りからでもチヌを釣る、といわれる我らが大知昭塾長のウキ。
特徴はセンターパイプがガラス管で糸すべりが適度によいところです。抜けすぎず引っかからないまさに絶妙のセッティングで、体積や質量も大きいのにもやーとしたアタリも分かります。
キザクラ 黒魂Bros. 深戦ドングリ
黒魂Bros. 深戦サイズ:B、3B、0.5(イエロー)
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キザクラ 黒魂Bros. 遠投円錐
黒魂Bros. 遠投サイズ:B(イエロー)
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キザクラ 黒魂ACE円錐
黒魂ACEサイズ: LL-3B(イエロー)
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キザクラ 黒魂Trump円錐
黒魂Trumpサイズ: 3B(イエロー)
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キザクラ 大知遠投60 円錐
大知遠投60サイズ: LL-00、L-00、0シブ(イエロー)
大知昭塾長とキザクラのコラボにより生まれたウキ。
上記の大知ウキとは違いキザクラ版はIDRですが、これも糸落ちは抜群で、肩の張りがとてもうまく潮をつかんでくれます。ボディ下部に潮受けがうまく入り込むようになっていたり、また重量も遠投釣法に適したものとなっています。入手性もよく、扱いやすいウキです。
キザクラ 黒魂StyleFドングリ(サルカン使用可)
キザクラ黒魂Style Fサイズ:0、B(イエロー)、3B、5B、0.8号、1号(オレンジ)
チヌ狙いに適した重量、大きさ、操作性をもつ黒魂シリーズの円錐型。
パイプ部分が3段階になっており、基本的にはシモリ玉が要らない構造のため、馴染みが早く、若干余浮力もあり、チヌ狙いでは使いやすい設定です。
ウキ止めがウキ下部で止まるので、カン付きウキのような安定感があります。
キザクラ 黒魂Qドングリ(サルカン使用可)
キザクラ黒魂Qサイズ:0、0シブ、0、B(イエロー、オレンジ)
瀬戸内でよく使われる、丸い形状で重めの円錐ウキ。
00、0シブは、糸落ちも早く、重量もあるので沈めていく釣り方に適していると思います。
Bは若干の余浮力があり、練り餌などにも対応しやすいと思います。
キザクラ 黒魂R 円錐(カン付き)
黒魂Rサイズ:00(イエロー)
棒ウキをこまめに変更しながら釣っていると、沈めてしまう手法が適した場面で何度も手こずりました。そんな条件にすばやく対応すべく、棒ウキと併用して使えるカン付きを使ってみました。質量が20g近くあるので、かなりの悪条件でも狙いを外すことはありません。カン付きも使ってみると良いウキです。hamakkoさんの定番ウキです。
キザクラ UZAWA D-Flats74ドングリ
キザクラ UZAWA D-Flatz74サイズ:P-03、P-02、P-01、P-0(オレンジ、イエロー)
基本的には前島などで潮が飛んだときに積極的に沈めて使うために入手しました。P-03は000、P-02は000と00の中間、P-01は00、P-0は0シブ相当です。
AMRのおかげか、かなり正確な浮力設定で、潮受けのよさなどもあり使いやすいウキです。ただし、ちょっとお値段高めですけど。
本来の用途とは異なるのでしょうけど、内湾での全層沈め探り釣りにP-02を好んで使います。
キザクラ UZAWA D-Flats53ドングリ
キザクラ UZAWA D-Flatz53サイズ:P-02、P-01、P-0、P-J6(イエロー)
上記の74と同じく、完璧な浮力設定です。
P-0はG7の2段打ちでなるほどウキ止めまで落ちると、それまでに馴染んできた速度ぐらいで沈んでいきます。
サイズは74より小さく、IDR鵜沢アラとナギの中間ぐらいです。
思ったとおりの浮力コントロールが出来るので、シビアな条件でのパイロットウキとして信用できます。
キザクラ STRドングリ(サルカン使用可)
キザクラSTRサイズ:B(イエロー)
AMR仕様の、際狙い用で小粒なウキ。
IDRではなく、細めのストレートパイプです。
まだあまり使い込んではいませんけど、使いやすい、普通の円錐ウキです。
キザクラ グレサーキットTypeIIドングリ(サルカン使用可)
キザクラグレサーキットType2サイズ:3B(イエロー)
エド山口さん監修の根の上釣法用ウキ。余浮力がかなりあり、3BモデルだとG1とスイベル10号は余裕で乗ってきます。
テトラ際や、流れが速いときに張って止めて釣るために使います。
どちらかというと波気があるときに使いたい操作性です。
キザクラ IDR鵜澤アラドングリ(サルカン使用可)
キザクラIDR鵜澤アラサイズ:00、0、J3、3B(オレンジ、イエロー)
大きさの割には小さなアタリも拾いますし、IDRの効果も良く感じられ、落ちすぎもせず、確実に落ちる、なんともいいウキです。
全層や、沈め探り、浅いタナでの半遊動仕掛けのときはほぼこのシリーズを使います。ゼロは若干余浮力があり、P-J5程度です。
キザクラ IDR鵜澤ナギドングリ(サルカン使用可)
キザクラIDR鵜澤ナギサイズ:00、0(オレンジ、イエロー)
上記のIDR鵜澤アラで気を良くしたので、ナギも使ってみようということで購入。
形状や操作性は同じで、かつ小粒なので、浅いタナや完全フカセ、波止際を狙うときによく使います。 ゼロは若干余浮力があり、P-J5程度です。
キザクラ UZAWA D.SUS Macro / ディンプルMacro(マクロ)円錐(サルカン使用可)
キザクラ UZAWA D.SUSマクロサイズ:D.SUS Macro 4B(イエロー) / ディンプルMacro -4B
小さなアタリウキと大きな水中ウキのセット。
マダイ、クロダイ(だからマ・クロ・・・本当ですよ)用に、深ダナ用で、ガン玉、サルカンを使えるようにD.SUSマクロはG2程度の余浮力があります。
余浮力を殺さないとポコポコ浮いてくるのでガン玉での調整は必須です。
キザクラ UZAWA D.SUS / ディンプルSPドングリ(サルカン使用可)
キザクラD.SUSサイズ:D.SUS J3、B(イエロー) / ディンプルSP -J3、-B
コンセプト的には釣研のツインフォースやツインセンサーと同じですが、こちらは合体したりはしません。
二つの合算重量は結構ありますし、D.SUSにもほんの少しだけ余浮力(G7が2個ぐらい)があるので、ガン玉で調整しながら使える点が結構便利です。
キザクラ UZAWA IZM円錐
キザクラ UZAWA IZMサイズ:0(オレンジ)
ディスプレイ用に購入。
高すぎて使えません!
彦星うき ゴールドドングリ
彦星うき ゴールドサイズ:G3、B(オレンジ、イエロー)
高重心設計である、丹羽ウキの考え方が根底にある円錐ウキ。
後述のプロバイザーOKスペック2とほぼ同じ浮力設定で、形状はこちらのほうがやや肩に張りがあるので波乗りが若干よくなります。
感度的にはすばらしく、フグがつついたようなアタリでもきっちり出してきます。
パイロットウキとしてお勧めできます。
ダイワ 銀狼遠投ドングリ
ダイワ銀狼遠投サイズ:000、J3(イエロー)
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ダイワ プロバイザーOKスペック2ドングリ
ダイワプロバイザーOKスペックタイプ2ddサイズ:B(オレンジ)
高重心設計である、丹羽ウキの考え方が根底にある円錐ウキ。
まったく余浮力が無く、適正ガン玉を背負わせた状態なら、完全にゼロゼロ状態になります。ちょうどよい重さ、そして見やすい大きさです。

感度もかなりよく、パイロットウキとしてお勧めできます。
ダイワ プロバイザー G-スペック タイプM円錐(サルカン使用可)
ダイワプロバイザーGスペックタイプMサイズ:B、2B(オレンジ)
鵜沢さんのこだわりを形にした独特のシェイプが特徴。
余浮力は少しありますが、癖の無い操作性や見易さから、パイロットウキとして好んで使います。
ガルツ グレストドングリ(サルカン使用可)
ガルツ グレストサイズ:S-5B(オレンジ)
大津川尻でよくある強烈な2枚潮対策用で入手。
浮力がある割にはぽこぽこしないし、安定性やアタリの出方なども優秀だと思います。
初めて使いましたけど、安心して使えるシリーズだと思います。
Sal-u-Bre' SliverBomb円錐
シルバーボムサイズ: 3B(イエロー)
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ヒロミ産業 エアゾーン AZ-29DMドングリ
エアゾーンサイズ:-G2~4B(イエロー)
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釣研 プログレスチヌ ハイグレード円錐
プログレスチヌ ハイグレードサイズ: S2(マスカット)
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釣研 プログレスチヌ スタンダード円錐
プログレスチヌ スタンダードサイズ: S2(マスカット)
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釣研 征黒円錐
釣研 征黒サイズ:00、0(イエロー)
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釣研 R-G テクニカル円錐(サルカン使用可)
釣研 R-Gテクニカルサイズ:B(オレンジ)
小粒で糸落ちがよく、浮力も表示きっちりと、釣研らしいとても使いやすいウキです。
感度が良くて、馴染みが速いので、ポイントが手前だったり、浅かったりしたときのパイロットウキとしてよく使います。
釣研 ツインフォース タナ円錐
釣研ツインフォース タナサイズ:M-G2・L-G2、L-B、L-3B(オレンジ)
ツインセンサーのリニューアル版なのか、レーダーソナーとツインセンサーの合いの子なのか・・・
忘れ去られたかと思いきや復活してきた水中ウキと小型アタリウキのセット。ツインセンサーの泣き所である馴染みの悪さもなく、レーダーソナーの泣き所である条件が悪いと仕掛けが落ちていかないということもありません。ガン玉はG7を打つとじわじわと沈んでいきます。 波の穏やかな場所での深ダナでもきわめて使いやすい、頼りになるウキだと思います。
オリジナル こまわりウキドングリ
オリジナル小回りウキサイズ:B(オレンジ)
誕生日プレゼントで嫁さんにもらいました。毎年1個ずつ増えるといいなぁ・・・
釣研 BIG水中
釣研 ビッグ水中サイズ:-5B、-1号
市販されている水中ウキの中で最も体積が大きいであろう水中ウキ。
なじみは早く有りませんが、その体積の大きさから、安定感は非常にあります。
釣研 深層弾丸
深層弾丸サイズ:-G2、-2B、-5B
形状の通り、同じ重さの水中ウキの中では一番早く沈みます。
トップディンプルの緑色も視認性が良く、仕掛けの落ち込み具合が分かりやすいです。
サイズがあまり大きくないので、 どちらかというとガン玉の代わりの目印に使う考え方が合っていると思います。

棒ウキのインプレッション・レビュー

ベガスティックタフS-0私は磯釣りが好きなので円錐ウキ派なのですが、最もよく釣りをする大津川尻が浅い上にとんでもない表層流れとなることが多く、円錐ウキで沈めるより棒ウキできっちりタナを取ったほうが私の技量ではよい結果に結びつきました。ですのでチヌ釣りのときは仕掛けのバリエーションとして負荷が軽い自立式で軽めのものを数本持っていくようにしています。

棒ウキは、浮力がかなりルーズなものが多いと感じます。その場所に応じてきっちりと浮力調節してください。私が使った棒ウキの中で表示どおりの浮力だったのは、遠矢ウキとダイワベガスティックタフだけです。

もう一本、AURA アローTYPE1 0.8号もありましたが・・・娘の餌食となり、ポッキンされてしまい今はありません。

遠矢ウキ 超遠投・小/遠矢チヌスペシャル

遠矢ウキ【近~遠距離】
遠矢チヌスペシャル
SP300-8 浮力:G2・3B
SP400-8 浮力:3B・5B
超遠投・小 スペシャル 浮力:5B・0.8号

ヘラウキをチヌ用に改良した、立ちウキの王様です。

低重心ロングボディーは空中でふらつかず、潮つかみもよく、スリムなシェイプで感度も申し分ありません。

近くて浅い場合はSP300-8、オールマイティなSP400-8、遠投向きな超遠投・小と使い分けます。とりわけ、大津川尻ではSP400-8の3Bが、これで釣りにならなければ釣れないと判断できるパイロットウキとして重宝しています。

釣研 黒鳳

釣研黒鳳【中距離~遠距離】
浮力:26cm 0、 33cm B、3B

かなり余浮力があります。26cmの0で0.5号、33cmのBで0.7号、3Bで0.9号ぐらい乗ります。

重量があり、トップも太いので遠投向きとなります。ややボディがぼってりしているためか、遠矢ウキほどシャープなアタリは出ませんが、トップが太いので逆光などで見辛い時に重宝します。

ダイワ ベガスティックタフ

ダイワベガスティックタフ【近距離】
浮力:0

円錐ウキの軽いものと同じ質量で、浮力もきっちり表示どおりと、とても使いやすい棒ウキです。軽めなのであまり遠投は効きません。

限界浮力は浮力0のものでB程度です。

キザクラ 自立チヌ改

キザクラ自立チヌ改【近~中距離】
浮力:B、0.3号、0.5号

使い勝手の良いサイズですなのですが、浮力がかなりいい加減だったので、糸ナマリをボディ下部に巻き付けて欲しい浮力となるように調整しています。

ぎりぎりの調整をしているのでベガスティックよりトップ部分の余浮力が少なく、各サイズとも余分G4程度しか乗りません。

いろいろ使ってみましたけど、棒ウキは遠矢ウキがいちばん良いと思います。感度、遠投性、仕掛けがらみの少なさや、大きさや浮力バリエーションの多さもさることながら、純正部品や補修用パーツも手軽に手に入ります。超遠投・小、SP400-8、SP300-8とも同じトップ径なので、どのトップでも使うことが出来ます。

ちなみに、遠矢さんは超遠投・小 0.8号のボディにチヌスペシャル400-8 のトップを使うことが多いとのことですけど、私はどのボディでもSP300-8のトップを使うことが多いです。その理由は一番短く、風の影響を受けにくいからです。

遠矢ウキを使うなら遠矢スベイルも一緒に

遠矢スベイルG1相当の遠矢スベイルで浮力調整されているので、一般的なラインスイベルだとG2ぐらいを追加して丁度ですね。 富士のラインスベルだと重量に負けて絡むことが多かったのですけど遠矢スベイルはトラブルが少ないです。また、3つで300円ほどなので、富士のラインスベルよりとても安価です。

純正バランスの遠矢スベイルとセットで使うことをお勧めします。

遠矢ウキの修理方法

遠矢ウキ 純正ゴムハカマ大使い込んでいくと、トップとボディの接合部に使われているゴムハカマと呼ばれる部品が爪で引っかいたりしてガタガタになってきたりします。ココから水が入ったらいやだなーなんて考えたので、修理方法を遠矢さち子さんに聞いてみました。

ちなみに使うパーツはSP300-8、SP400-8、超遠投・小ともゴムハカマ大で良いようです。

~~遠矢さち子さんによるゴムハカマの交換方法 ~~

ゴムハカマを交換する際には、ペンチでゴムハカマの裾を引っ張るような感じで引きはがしてください。接着が強いときは、下部の接着部分に少しカッターの刃を軽くいれて隙間をつくり、ペンチで強く引きはがしてください。本体の素材部分は刃で傷つきやすくまた折れやすいので作業中は十分にご注意ください。ゴムハカマをペンチではがしたら、ステンレスの芯棒はそのままにして、新しいゴムハカマを上からかぶせるようにつけてください。その際、ステンレスの芯棒のまわりの樹脂部分に瞬間接着剤を少しつけ、ゴムハカマをぐっと押し付けてください。

チヌの釣り方・仕掛け メニュー

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