DAIWA 09 TOURNAMENT ISO-Z 2500LBD
トーナメントへの憧れは何歳になっても衰えることはありません。プレイソ2000LBDやインパルトアルファ2500LBでも十分に魚は釣れますけれど、トーナメントの名前を冠したものを持ちたい・使いたいと思うのは変でしょうか?
決め手は、生命保険の無事故給付金が入ったのと、ブンブンのセールが重なったから。フラッグシップ「トーナメント」ですから、細かい仕様は気にしていません。直前まで競技LBとも悩みましたけれど、ブレーキレバーのタッチや握り心地、オートリターンベールが気になったので2500LBDを選択しました。
ギヤー比 | 巻取り長さ (cm) (ハンドル1回転当り) |
自重 (g) |
最大 ドラグ力 (kg) |
ボール ベアリング数 |
メーカー 希望小売 価格(円) |
スペア スプール 価格(円) |
購入価格 (円) |
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6.2 | 91 | 230 | 4 | 13 | 83,000 | 23,000 | 63,220 |
標準糸巻量は、ダイワ2500番に準ずる 2.5号-170m、 3号-150m、 4号-100m(ナイロン)
ダイワのホームページより
汎用性の高いスペックにてオールラウンドに対応
剛性を上げ、軽量化をコンセプトに全てのパーツを見直し従来比20gの軽量化を実現。また、圧倒的な存在感を示すカーボンハイブリッドスプール搭載。ハンドル1回転の巻き上げ91cmのスーパーハイギヤを搭載し、操作性重視のマニュアルリターン機構搭載。ベールにはチタン素材を採用し、ZAIONローターの軽量化とワンウェイオシレーション、スーパーハイギヤとのトリプル効果によりローター逆転時のフリー性能がさらに進化しました。ゴージャスな外観美とLBリールの機能を極めるオールラウンドタイプ。
マグネシウムとほぼ同等の剛性を持ちながら、より軽く腐食に強いという利点を引っ提げて鳴り物入りでデビューした新素材「ZAION」。軽さだけに目が行きがちだが、実はハガネの剛性を持つそのポテンシャルは、インパルトαで余すところなく証明されている。そしてトーナメントISO-ZはさらにリファインされたZAIONを随所に搭載、ダイワLB史上最軽量LBリールとなった。
ローターが逆転時のみスプールをオシレート(前後)させるギヤとの連動を切り離し、リールのブレを最小限に抑えることに成功。
トーナメントISO-Zではこの機能にくわえ、ZAIONローター・・ZAIONアームレバー、チタンベール搭載でローター部が10%軽量化したことで、軽い巻き上げはもちろん、ワンウェイオシレーションとの相乗効果で逆転フリー性能も格段に向上。
最初、ゴールドはどうかと思いましたけれど、深みのあるゴールドなのでさほど嫌味には感じません。そして、各部の仕上げはさすがにトーナメント、妥協を感じさせない細やかな造りで所有欲を満たしてくれます。
実際にフィールドに持ち出してみると、やはりインパルトアルファとは別格の回転の軽さ、滑らかさでした。釣具店の店頭で回したときはそれほど差が無いと思っていたのですけども、実際に使ってみるとやはりトーナメントのほうが当然ですが上質ですね。インパルトアルファで気になるシャリ感などは全く感じられませんし、同じギア比でも回し始めの軽さは全くもって不満を感じることは有りません。これは、トーナメントだけに奢られる装備、ザイオンローターとチタンエアベールが功を奏しているのでしょう。
加えて、前述のチタンベールやザイオンローター・ザイオンハンドル・カーボンハイブリッドスプールなどで徹底的に軽量化しているために、逆転時のブレもインパルトアルファよりさらに少なく快適です。
直接釣りに影響する部分では有りませんけども、インパルトアルファにはブレーキレバー周りが少し心もとない感じが有りました。コストダウンの為か、はたまたRCSのオプションレバーとの交換がし易い構造にした為か、やや心もとなさがありましたが、このトーナメントのブレーキレバー形状は剛性感たっぷりで、実際かなりの剛性があるので安心して握りこめます。実際、このレバーは手作業で削りだしているものらしいです。
実釣機能面で見れば、インパルトアルファとほとんど変わらないと思います。明確に違う点は、ギア周りの精度が高く耐久性がアリますね。さらに、変な話かもしれませんが、トーナメントで釣りをするとやる気が出てきます。
加えて、きれいに磨き上げる楽しみもトーナメントならではの楽しみだと思います。実用もできる、大人の玩具としておひとついかがでしょうか?