ダイワ VIP ISO AGS TYPE-I (2018年12月発売)

DAIWA VIP ISO AGS TYPE-I (2018)

VIP ISO AGSを選んだ理由

この竿を選択するにあたって、特別な理由は必要ないと思います。

ダイワのフラッグシップ、2代目VIP ISOから14年待ちました。生きているうちに4代目VIPを目にすることができるか?と思い、釣具貯金を全額はたいての購入です。

VIP ISO AGS TYPE I

VIP ISO AGS TYPE-Iの仕様

調子 持ち重り係数
(kg/cm)
ベスト
ハリス
ターゲット
サイズ
購入価格
(円:税込)
先調子 23.0 1~1.7 35cm~ 116,640
素材 Vジョイント X45 ガイド べたつき
低減加工
リールシート
SVFナノプラス あり あり AGS+IMSG ICガード エアセンサー
全長
(m)
継数
(本)
仕舞
(cm)
標準
自重
(g)
先径
(mm)
元径
(mm)
5.30 5 115 225 0.75 24.9
錘負荷
(号)
適合ハリス
(ナイロン・号)
カーボン
含有率 (%)
メーカー
希望小売
価格(税別)
0.8~3 0.8~2.5 99 120,000

ダイワのホームページより

VIP ISO ─

それは、最高水準の素材を用い、ダイワが持ちうるすべてのテクノロジーを注ぎ込んだ最高峰モデルです。トーナメント、DXR、メガディスなど、ダイワ磯ロッドのラインナップを構成するアイテムの個々にコンセプトがあります。もっと軽く、もっと粘り強く、もっとシャープに、もっと高感度に・・・・・・。どのモデルも“出し尽くした竿”であり、記録級の大物が相手でも、十分以上に戦えるスペックを持っています。

VIPマークしかし、あえて言い切ってしまいましょう。VIP ISOは別格であると・・・・・・。

今年リリースされたVIP ISOは三代目となりますが、初代から一貫して素材、パーツ、デザインに至るまで徹底的にこだわってきました。しかし、そこに命を吹き込むのは開発者や設計者のスキルや情熱であり、テスターをはじめとする釣り人の感性です。高級な画材を用いても名画にはなり得ません。画家の技術とセンスがあるからこそ、一枚の絵が人々の心に響く芸術に昇華するのです。

各竿に専用の竿袋釣り竿もまた同じ。ロッドクラフトのスペシャリストと、実戦で研鑽を重ねた釣り人が一丸となって磨き上げるからこそ、人々の心を揺さぶり、魂に響く調子がブランクスに宿るのです。強くて当たり前、軽くて当たり前、ロッドに求められる要素のすべてを極限まで高め、そのうえでオーナーの心を満たす美観と雰囲気を纏った竿。フィールドで手にしているだけで満足感を得られる竿。これがVIP ISOという竿なのです。

歴代のVIP ISOを振った人の多くは、体感的な強さは感じないと口にします。しかし、これまでは散々手こずったはずの大物が難なく海面に浮き、魚は何が起こっているか分からないまま玉網へ導かれます。これはすべての性能においてVIP ISOが突出している証し。群を抜く総合性能が生み出す余裕ともいえるものです。

一期一会の出会い。釣り人の夢を託す一本として『VIP ISO』は生まれました。圧倒的な存在感と美しさは、釣果以上の感動をもたらしてくれるはずです。

■TYPE-I・・・繊細な仕掛けを大胆に使いこなす

TYPE-Iは細仕掛けに対応する、ラインナップ中で最もしなやかなアイテムです。竿全体が曲がる調子は口太狙いなどで多用される細ハリスのポテンシャルを引き出しつつ、魚を浮かせるときには確実に相手との距離を詰められるパワーを発揮します。細身・肉厚のブランクスが生み出す粘りは、しっかりと合わせが利く腰がありながら、魚の動きに追従するしなやかさも併せ持っています。 三代目のTYPE-Iは、素材やパーツをアップグレードしたうえで、持ち重り感の軽減にもこだわっています。

メイドインジャパンの磯竿 VIP ISO

しなやかでありながら、VIP ISOならではの芯の強さで良型口太グレの急な突っ込みを意のままにコントロールする操作性と魚を寄せる力を発揮します。 また、口太グレを狙っていて、突然食ってくる真鯛や青物も取り込めるポテンシャルを秘め、曲げ込んでも最後まで残ってくれるトルク感は釣り人にやり取りする喜びと満足感を存分に与えてくれることでしょう。

VIP ISO AGSの使用感・インプレッション

化粧箱からも漂う只者ではない雰囲気。

VIP ISO AGS TYPE I

所有欲を満足させる細部の仕上げ

パーツ一つ一つの作り込みは、かつて触れてきたダイワ磯竿の中でも特筆すべきほどのクオリティです。

持った感じの重さはどちらかというと重厚感のある感触ではありますが、伸ばして振ってみるだけで雑味の少なさは感じられます。

号数的には1号より強く、1.2号ほど張りのある感じは伝わってきません。なので、一般的なチヌ釣りであれば強すぎることもないと感じます。

VIP ISO AGS TYPE Iの曲がり

38cmのキビレでの曲がり

VIP ISO AGS TYPE Iの曲がり

正体不明の魚での曲がり

魚を掛けると、グレ竿のように魚の動きが明確に伝わってきますが、決して硬いわけでも突っ張ることもなく、しなやかに受け止めるのですけど体感したことのない速度で魚がこちらを向きます。

ちょっと強引にやり取りすれば、40cmに満たないチヌであればすぐにこっちを向きます。単に硬い竿であればチヌは余計に暴れてあっちを向くものですが、これはそんな事はありません。チヌ竿でやり取りしているのと変わらない感じです。

チヌ竿のしなやかさとグレ竿のパワーと操縦性を兼ね備えたとても不思議な感触の竿です。

竿のパワーと素性がよくわかる南港魚釣り園で使用したところ、その日はスリットへ入る魚ばかりでヒヤヒヤしましたけども、こちらから仕掛けずに竿を信じてずっと待っていると、ほとんどの魚は出てきました。その中には51cmの年無しも含まれていました。

VIP ISO AGS TYPE Iと51cm年無しチヌ

51cm年無しチヌとVIP ISO AGSTYPE1

開発した鵜澤さん曰く、「2代目VIP TYPE-1はチヌに振りすぎたんだよね。でも、この3代目TYPE-Iは口太グレ用に見えるかもしれないけど、実は僕自身のチヌの記録を更新するために作ったんだ。」

でしょうね。チヌでも全然楽しめます。

また、遠矢ウキの遠矢国利名人も、このVIP ISO AGS TYPE-1の愛用者です。遠矢さん曰く、「最初は固く感じるけど、合わせもばっちり入るし、魚の動きがよくわかるよ。今の銀狼は・・・(ここからカット・笑)」

遠矢名人の言葉も、まさにそのままの感覚です。

VIP ISO AGSの評価・まとめ(随時更新します)

VIP ISO AGS TYPE Iさすが、VIP ISOの名前はダテじゃありません。

大阪湾のチヌだけでなく、これ一本あれば和歌山の磯もほとんどこなせると思います。これは私だけの意見ではなく、鵜澤正則さんからも同じことを聞きました。

どちらか言うとチヌには固めの竿ではありますが、大物との対峙がとても楽しくなる竿であることは間違いありません。ただ強い竿ではない、というところがこの竿の素晴らしいところだと感じています。

いろいろな魚との出会いがとても楽しみに思える、夢が膨らむ竿だと思います。

まだまだこの竿の真髄は体験し切れて居ないと思っています。たくさんの経験を共に積んでいけたらと心から思える、良き相棒です。

磯竿・チヌ竿メニュー

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