DAIWA GINRO 0.4-53・W(2014)
銀狼エア0.6号-52は従来の磯竿1号程度にしっかりしていて、銀狼エア0号-52では柔らかすぎることが多く、一匹一匹をねちっこく楽しみたい私としては、その中間の竿が欲しかったから。0.6号を0.4号に何度買い換えようかと考えたか・・・悩んでいるうちに3代目銀狼が発売されることを知り、フィッシングショー2014大阪でテスターの木村公治さんに直接いろいろ聞いて、0.6号と曲げ比較しながら決めました。
調子 | 持ち重り係数 (kg/cm) |
ベスト ハリス |
ターゲット サイズ |
購入価格 (円) |
---|---|---|---|---|
中調子 | 19.8 | 1号 | ~45cm | 36,000 |
素材 | Vジョイント | X45 | ガイド | べたつき 低減加工 |
リールシート |
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HVF | あり | あり | 全IMSG | ICガード | センサーハンプ 板シート |
全長 (m) |
継数 (本) |
仕舞 (cm) |
標準 自重 (g) |
先径 (mm) |
元径 (mm) |
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5.30 | 5 | 116 | 171 | 0.75 | 23.8 |
錘負荷 (号) |
適合ハリス (ナイロン・号) |
カーボン 含有率 (%) |
メーカー 希望小売 価格(円) |
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0.5~2 | 0.6~1.5 | 99 | 45,000 |
ダイワ(グローブライド)のホームページより
--黒鯛(チヌ)釣りの醍醐味を味わえる本格専用竿
3代目となる「銀狼」のコンセプトは、「黒鯛(チヌ)釣りの醍醐味を味わえる本格派」。チヌは引きこそ重厚であるものの、メジナ(グレ)のように根に張り付く魚ではない。また、フィールドによって釣法や用いられる仕掛け・エサが実に多彩である。したがって、新たな銀狼では「曲げて楽しむ」というチヌ竿の原点に立ち戻り、竿全体がバランスよく曲がってチヌの引きを受け止め、重々しい首振りや突っ込みに対しては粘り強く追従するチヌ竿らしい柔軟な調子、そしてローカル釣法の集合体ともいえる現代のチヌ釣りにおいて、様々なパターンに対応する幅広いラインナップの構築を目指した。
■0.4号-53
細仕掛けに対応する軟調子アイテム。ソフトなやり取りを展開しつつも、藻場やハエ根が出ているポイントで、ある程度のコントロールを要する場面で活躍する。
先代の銀狼エアに比べると、一見したときのデザインは明るくなって上質になった気がしたのですが・・・
この銀狼から中国製になったので、微妙な仕上げの悪さが気になります。たとえばガイドがマーカーの位置まで動かない、塗装の艶の深みが足りないなど、まぁ、実釣には関係有りませんがこのあたりは先代銀狼のほうが良いと思います。ジョイント部の銀狼マークやシルバーの模様など、スペシャリティーを演出してくれてはいるのですが、微妙に気になります。仕上げが悪くなった分、機能アップしてお値段据え置きなので全体としては許せます。細かなところですが、尻栓が外れて紛失することが多々ありましたが、この銀狼は尻栓のねじに工夫があるのか、同じ部品でも簡単に回らなくなっています。
実際に竿を出してみると、まず感じるのはICガードの効能です。トーナメントISOと同じように道糸のべたつきがまず無く、するするラインが出て行くのはとても快適です。これだけでも3代目銀狼に買い換える理由があると思います。また、エンドグリップがスポンジコートになって滑りにくくなり、持ち重りも低減しています。先代銀狼より10cm長くなっていますけど、データ的にも体感的にも軽く感じます。
また、銀狼エアで感じられた2番穂持ちのハリは感じられなくなり、一般的な感触になっています。この辺りも好感が持てます。
魚を掛けると、以前の銀狼のように中調子ではなく、胴に乗りやすくなっています。号数こそ0.4号ですが40cm程度のチヌであればまず不安になりません。30cmぐらいならじっとしているだけで浮いてきます。柔らかそうなイメージが付きまといますけども、この竿は曲げてタメて真価を発揮する粘り強い竿です。
38cmの寒チヌを掛けた時の銀狼0.4号の曲がり方
(チヌを怒らせないようなやり取りを心がけていることと、竿を若干左に倒しているので曲がりが少なく見えます)
先代の銀狼と同じ値段ですが、実釣に関係の無いところをコストカットしその分持ち重り低減と道糸のべたつき低減に振ったと考えれば、かなり実戦で使いやすい竿だと思います。泉州地区のレギュラーサイズならおそらくこれ一本で年間通じて対応できるのでは?と思わせる腰の粘り強さがあります。
2018年春、銀狼は4代目銀狼唯牙となり、ラインナップから0.4号は無くなりました。