ダイワ トーナメントISO F 1号-53(2012年発売)

DAIWA TOURNAMENT ISO F1-53(2012)

トーナメントISO Fを選んだ理由

トーナメントは子供のころからの憧れです。銀狼調子はチヌには良いのでしょうけど、あのオートマティック感がどうも好みではないので、銀狼王牙メタルチューン1号-52はスルーして、新型トーナメントの登場を待っていました。

トーナメントISO F1号

トーナメントISO F 1号-53の仕様

調子 持ち重り係数
(kg/cm)
ベスト
ハリス
ターゲット
サイズ
購入価格
(円)
先調子 22.0 1.2号 35cm~ 71,570
素材 Vジョイント Xトルク ガイド べたつき
低減加工
リールシート
SVF あり あり 全IMSG ICガード トーナメント
ホールドシート
全長
(m)
継数
(本)
仕舞
(cm)
標準自重
(g)
先径
(m/m)
元径
(m/m)
5.30 5 116 200 0.75 23.9
錘負荷
(号)
適合ハリス
(ナイロン・号)
カーボン
含有率 (%)
メーカー希望
小売価格(円)
1~3 0.8~3 98 85,200

トーナメントISO F 製造国は日本

ダイワ(グローブライド)のホームページより
数釣りを重視する競技志向の釣りに照準を合わせたフィネス調子。メインのターゲットとなる口太グレのほか、大型チヌ狙いにも威力を発揮します。ブランクスには軽く高い反発力を持つ超高密度SVFカーボンを使用し、軽快な操作性とパワーを両立。繊細な仕掛けをいたわりながらも、力強いバネで素早く魚を浮かせます。穂先は超弾性チタン合金穂先「スーパーメタルトップ」と、高強度・高感度カーボンソリッド穂先「メガトップ」の2種から選択可能。振動伝達性に優れるスーパーメタルトップ搭載モデルは、仕掛の張りを生かした積極的にアタリを取りにいく釣りに有効。柔軟穂先のメガトップ搭載モデルは、仕掛への追従性、食い込みのよさもさることながら、チヌ竿を思わせる目を見張る細さの「風切りフォルム」も大きな特徴。風のあるときでも軽やかな竿さばきを実現します。

トーナメントISO Fの使用感・インプレッション

メガディスハイパー、銀狼エア、トーナメントISOFの細さ比較外観で特徴的なのは、一目見て分かるその細さです。カタログで謳われている、「風切りフォルム」は、メガディスハイパー1号-53はもちろんのこと、チヌ竿である銀狼エア0号-52よりも細身に仕上がっています。風の影響を受けにくいことは、実釣においてストレスを感じにくくなり、集中力が持続します。単純なことですがそれによりよい釣果を導きやすくなるはずです。また、自重が200gとスペック的には重めに思われますけども、実際マスが集中しているのはグリップと竿尻付近なので、持ち重り感は数値ほどなく、バランスの良い操作性を感じさせます。各部の仕上げはさすがにトーナメント、口金周りの仕上げのよさ、各節に入るロゴなど、トーナメントを持つ喜びは十分に堪能できます。

トーナメントISO F 1号-53の曲がり その1実釣においては、まず感じることは腕との一体感です。これはトーナメントシリーズに脈々と受け継がれる感覚で、たとえば道糸を少し出したりするのに軽くあおったりするときに竿先まで自分の意思が伝わるかのごとくすっと動き、竿を止めるとぴたっと振動せずに止まります。

新しく搭載されたICガードと呼ばれる道糸のべたつき防止加工もかなり効果を発揮しています。サラシの波をかぶりながら釣りましたが、全く道糸はべたつかず、スルスルと糸を出すことが出来ます。軽い仕掛けでも糸を送り込むときにストレス無く出て行くので、糸を出す操作以外に気配り出来ることがアドバンテージとなります。

魚を掛けると、先調子の竿ではありますが、負荷をかけたときにじわりじわりと胴に入っていき、竿全体でクッションとなる感覚が強く現れるのもトーナメントシリーズならではでしょう。普及品では変な張りとなって現れ、これが魚によってはより抵抗する原因となる場合がありますけども、トーナメントは張りと粘りが高次元でバランスよくまとまっているので、竿を信じてどんどんタメることが出来ます。

右上:正体不明の魚を沖から寄せるとき / 下:36cmのチヌをかなり強引に浮かせているときの曲がり

トーナメントISO F 1号-53の曲がり その2

号数的な話をすると、銀狼エア0.6号大島 磯0.8号飛竜チヌ0.6号-53、先々代のトーナメント制覇技1号とほぼ同じぐらいの硬さで、メガディスハイパー1号はこれより1ランク以上の固さに感じます。

銀狼エア0.6号や大島磯0.8号との決定的な違いは、振っても掛けても変なツッパリ感がなく、すんなり胴に入る感触が安心感を生み、さらに繊細な感度を持ちながら、貧弱な感じは全くありません。このあたりがさすがにフラッグシップモデルたるトーナメントの釣り味なんでしょう。

トーナメントISO Fの評価まとめ(随時更新)

このトーナメントISO F 1号-53はさすがダイワのフラッグシップとして恥じない出来だと思います。先々代のトーナメント制覇 技も自分の中ではとても扱いやすく、数々の経験をつんで宝物となったように、このトーナメントISO Fも長い付き合いとなることは間違いありません。制覇技の後継として使っても問題ない磯竿として、とても完成度の高い竿だと感じます。いいサイズを掛けたり、気づいたことがあれば随時更新します。

磯竿・チヌ竿メニュー

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