3月5日(日) 7:30~12:20
月齢 : 12.8 大潮 [ 0:07 15cm ↑ 6:48 123cm ↓ 12:08 84cm ↑ 17:44 115cm ]
測り忘れだがかなり冷たい
チヌ 43cm 1枚
なし
年始は出張とコロナで初釣りに行けず、スキーシーズンに入ってしまいました。
例年ならスキー中でも釣りに行きますけども、去年に引き続き仕事に追われ、10日連続勤務の後、心が腐ってしまいそうなのでさすがに疲れていましたが確率の高い南港魚釣り園に行ってみました。
天気は晴れで微風の追い風なので釣りづらくはないはず。
後は食ってくれればそれでよし。
現地に着くと、見慣れた車が・・・永釣同志会のK名人が居らっしゃいます。
これはラッキーです。いくらでも質問できます。
あまりにも釣りに行っていないのでルーティンの水温計測を忘れてしまいました。 撒き餌は、昨年年末の余りです。
コマセ配合 : オキアミ1.5kg、チヌベスト 0.5袋 、ヌカ4L 、活丸さなぎ0.5袋
サシエ : 生L、粒さなぎ
遠矢国利名人とさち子さんが「激荒を入れないと初心者にも釣り負ける」とおっしゃっていましたので、サシエも取りやすい活丸さなぎを半分使い、ブレンダーで細かく潰しながら撒いています。なんとなく、ですがこれは真実のような気がします。
タックル : 銀狼冴1.5号-53 / 15トーナメントISO 2500SH-LBD / 銀狼ライン 1.85号 / D-SENSE 5B / 4B+G4 / サクサススイベル10号 / トヨフロンスーパーL-EX1.7号 2ヒロ / D-MAX チヌSS 2号 ウキ下2.5ヒロでスタート。
フィッシングショーで木村公治さんに「固い竿は魚にも支点が分かるから、それに反発するのかも。」とアドバイス頂戴したので、銀狼冴に戻してみました。本当ならVIP ISO AGSを使いたいところですが、際狙い+潮をかぶるので精神的にちょっと使いづらいんです。でも、悩むぐらい大型が出やすいところなんですけどね。
前回の失敗を思い出し、ドラグはほとんど出ないぐらいカチカチにしています。ハリスもK名人と同じ太さで、いつもより一回り細いので、絶対糸は出さないつもりでいます。
さて、目と鼻の先にある南港新波止はかなり釣れているようで、こちらも条件がそろえばそれなりに釣れているようですが、この日はダメな日に当たったようです。ウキ下は2ヒロ半スタートでしたけど、早々にべた底の竿2本にしています。
ただ、ダメだと言われながらも、竿2本ではエサが盗られハリスがキンクすることもあったので、生命反応が全く無い大津川尻や高石漁港に比べたらやる気はがぜんあります。逆に言えばそんな小さな変化すら希望に満ち溢れることができる精神状態になる大津川尻と高石漁港はチャンスを見極める練習にはもってこいですよ。
冗談はさておき、そのキンクから2時間半、沈んだウキがどうもおかしいと感じたのでラインを張ってみると重量があります。
グッと竿を立てると、動き出しました。
春のチヌは頭だけ振って全く引かないというイメージがありますが、ココのチヌは春なのにかなり引きます。とはいえ、ハリス1.7号では口切れだけを心配しながらのやり取りとなりました。
深場から入ってきた緑色の綺麗なチヌでした。
この後、全くアタリもなく、エサも取られなくなります。
もうこれでおしまいかな?とラストショットをカメラに収め、K名人と話しながら最後の一投を流していると・・・
「あ、ウキが無い。」
軽く合わせたら、40~50mほど沖に走り、浮いています。
「ボラでしょうね。」
「ボラやね。ハリスは何号?」
「1.7号です。」
「じゃあ切れないね。」
「仕方ないので取り込みます。」
やたらと元気なボラとは思いました。
大きく曲がる銀狼冴1.5号を見ながら、いい曲がりしてるね、自分も紀州釣り用にこれぐらいのが欲しいんよ、なんて話しながら寄せてきます。
ただ、手前によって来るにつれ、魚影がはっきりしてきます。
「ん?」
「ボラじゃない?」
せっかく寄せたのにまた沖に走ります。
また見えるところまで寄せます。
「スズキだ」
「でかい」
後はご想像のとおり、丁寧に丁寧にやり取りをして手前に寄せましたが、最後の難関がありました。
私のタマ網は40cmで、どう頑張ってもはみ出すんです。
でも、K名人の神がかったタモ入れのおかげで、取り込むことができました。
周りで取り込みを見ていた釣り人から拍手を頂きました。「ありがとうございます~~」
メジャーからはみ出していったいどれくらいだか全く見当がつきませんよ。
iPhoneの計測機能で簡易的に測ってみたら90cmぐらいありますね。
魚釣り園の人も「このサイズは見たことが無い」というぐらいのサイズです。多分ですが掛かっても取り込めないことが多かったのではないでしょうか?あぁ、ちなみに当然自己最長寸の魚です。
K名人、ご指導を含めましていろいろありがとうございました。
まぁ、この釣り場との相性は良いようで、4回目にしてボウズもありませんし去年は年無しも上げるし、いいことづくめです。若干遠いところが問題ですがこれぐらい釣れたら通う価値はあります。
本年の釣行回数1回、エイジシュートまで残り49枚、打率10割です。
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(Since:2003/07/20)
ここではスキー中毒の部屋の管理人、小回り君のもうひとつの趣味、釣り、それもチヌ(クロダイ)のフカセ釣りを独り言のように語ります。
私はウキフカセ釣りという、小さな浮きをつけて、鈎にオキアミというエサをつけて釣る方法が最も好きです。竿とハリとエサ、そしてマキエという最も単純な構成であるゆえに、この釣りの奥は深く、そのシチュエーションに如何にすばやく対応するかがよい結果を残すための必須条件となります。つまりいろいろな条件で竿を出し、考え抜いて釣ったことが実績となり、さらに読みが的確になっていきます。
大阪湾では、そのほか、電気ウキでの夜釣り、昼間の落とし込み釣り、前打ち、そして紀州釣りと呼ばれるダンゴ釣法、シラサエビが安い関西ならではの生きたエビを撒いて釣るエビ撒き釣りがポピュラーです。
私がチヌ釣りにハマってしまったのは、中学生の頃、学校の必修クラブなるものがあり、それの釣りクラブに入ったのがそもそもの始まりです。
そこで、「夜釣りでチヌを釣りましょう!」ということでチヌを追いかけることが始まりました。
当然、釣りを始めたばかりの中学生の腕では簡単には釣れません。ここから親父をも巻き込んで、「チヌが釣りたい!」の一心で、夜釣り、筏釣りなどを経て、磯に通うようになりました。
当然素人なので釣れても木っ端グレ・・・いいサイズのグレ(メジナ)も釣れず、当然チヌもまぐれで引っかかった1匹だけ・・・大学に入ると私はバイト一色で女の子のお尻ばかり追いかけ、ほとんど一緒に釣りに行かなくなりました。
社会人になると、スキーにどっぷりハマります。ますます磯には行かなくなりました。
そんな親父もガンで亡くなり、我が家で魚釣りは全くする人が居なくなりました。
ところが、です・・・
ひょんなことから、会社の仲間と釣りに行く機会が増えるにつれ、消えかけていた昔の熱い血がまた煮えたぎってきました。
昔と違い、今はインターネットというすごく便利なものがあり、広い範囲の釣果もすぐに知ることが出来ます。これを活用し、再度チヌを真面目に追いかけ始めたのが2002年の夏。
昔の感覚のまま、小さい魚用の仕掛けで挑みましたが、結果はぶちぶち糸を切られる始末でした。こうなると燃えますよね。
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私はどうもコレクターの癖がありますので、釣具を集めることも趣味となっています。 この釣具たちの私なりの使い分けや使用感などを記していきたいと思います。 そして、それが皆様のお役にたれれば光栄です。