DAIWA SEIHA AIRMASTER AGS 1-50(2019)
先代のトーナメント制覇技は自分の釣り方にまさにぴったりで、仕掛けの投入~ラインメンディング~合わせ~取り込みといった一連の流れが淀みなく行える、まさに自分のためにあるような竿でした。
しかしながらこのトーナメント制覇技はすでにメンテナンス部品も入手できず、折ってしまえば修繕できません。
これ以上の竿があるものだろうか?といろいろな竿を使い、別な意味でいい竿には出会えましたが代わりは見つかりませんでした。
そして、制覇技のデビューから10余年経ち、最新のテクノロジーをまとった制覇が戻ってくると聞き、触れるチャンスを待っていました。
近くのフィッシングエイト大阪南店で、だれに触れられることもなく陳列している1号-50の姿を見て、これは俺のためにある竿だと思い(勘違いし)、年末セールにて購入に至ります。まじめな話、最後まで1.25号と迷いましたが、この竿、従来の番手より強い気がしたので大好きな1号にしました。0.8号は、うん、楽しそうな竿ですよ。チヌ竿のストックが無ければ0.8号もアリだと思います。
調子 | 持ち重り係数 (kg/cm) |
ベスト ハリス |
ターゲット サイズ |
購入価格 (円:税込) |
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先調子 | 18.2 | 1.2~1.5号 | 40cm~ | 54,155 |
素材 | Vジョイント | X45 | ガイド | べたつき 低減加工 |
リールシート |
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SVFナノプラス | あり | あり | AGS+IMSG | ICガード | エアセンサー |
全長 (m) |
継数 (本) |
仕舞 (cm) |
標準 自重 (g) |
先径 (mm) |
元径 (mm) |
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5.00 | 5 | 110 | 167 | 0.75 | 23.8 |
錘負荷 (号) |
適合ハリス (ナイロン・号) |
カーボン 含有率 (%) |
メーカー 希望小売 価格(税別) |
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1~3 | 0.8~3 | 99 | 72,400 |
ダイワのホームページより
圧倒的な軽さと操作性を持ち、獲る楽しさを提案するロッド!
軽量と使用感で絶賛された「制覇」が、年の時を経て、最新のテクノロジーを身にまとい新登場!
圧倒的な操作性を得たブランクスは、釣り人のあらゆる動作に対して俊敏な動きを可能にする。
最初にも書きましたが、この制覇エアマスターは全般的に従来のダイワ磯竿の番手よりもしっかりしていると感じます。なので同じ号数であるトーナメント制覇 技1号-50に比べると一クラスぐらい上、以前ラインナップがあったDXRエアチューン1.15号程強くはない?ぐらいであると思われます。
持った時の軽さはほぼ間違いなく現役ダイワロッドの中で最も軽いクラスですが、2020年2月発売の銀狼王牙はもっと軽く感じました。
とはいえ、このホソカルピンの操作性は自分にとって懐かしくもあり安心できること間違いないので初めて使った竿とは思えないぐらい馴染んだやり取りができました。
写真は40㎝ぐらいの秋チヌを掛けたものですが、結構胴に入るのでチヌも暴れにくいと思います。
別角度でみると、生粋のグレ竿のように見えますが、見た目ほど硬さはありません。同サイズの魚を先代トーナメントISO F 1号で掛けたらもっと胴から曲がります。今のトーナメントはもっと胴に入る調子だから、どちらかというと前述のDXRエアチューンをさらに使いやすくした竿、と考えてもいいかもしれません。
この制覇エアマスターAGSは、トーナメント制覇の操作性を引き継いでいることはほぼ間違いないと思います。
今のトーナメント調子に馴染めず、昔のダイワ・ホソカルピン調子を好む方にはまさにピッタリかと思います。
結構尖った特性ではあると思いますが、昔のダイワ磯竿はオレガ一徹シリーズ、トーナメント制覇シリーズすべてに特徴があり、全部違うので非常に面白かったことを思い出します。
少なくとも私は好きな竿なので、長く使っていこうと思います。