Daiwa 11 Impult KYOUGI LB
10 プレイソ2000LBDでも必要十分な性能ですけど、若干重たいのと、ドラグの調整が面倒でした。また、1巻き100cmのハイスピードギアにも興味がありました。12銀狼LBDとも最後まで悩みましたが、ドラグが要らない私としてはメンテナンスが楽なインパルト競技LBがベストチョイスかな・・・と。
決め手は、1巻き100cmのハイスピードギア、そしてエアスプール、ザイオンブレーキレバー、ザイオンハンドルなど、徹底的に軽量化してあること。そして、実物は意外とかっこよいことです。
ギヤー比 | 巻取り長さ (cm) (ハンドル1回転当り) |
自重 (g) |
最大ブレーキ力 (kg) |
ボール ベアリング数 |
メーカー 希望小売 価格 (円) |
スペア スプール 価格 (円) |
購入価格 (円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
6.8 | 100 | 220 | 10 | 7 | 48,500 | 13,000 | 36,666 |
標準糸巻量は、ダイワ競技用スプールに準ずる 1.85号-150m、 2号-140m(ナイロン)
ダイワ(グローブライド)のホームページより
パワーで獲るか、スピードで勝負するか。「力」と「技」、2つの選択肢。
LBリールの常識を打ち破る第4世代のインパルト、衝撃のデビュー。
第4世代インパルトのボディ・ブレーキレバーは、トーナメントISO Zとほぼ同仕様。ハンドル材質は従来のマグネシウムからZAIONに変更されており、ZAION製のブレーキレバーを装着する競技LB/LBDでは従来モデルと比べて約15gの軽量化を達成している。耐久性の高い大口径ドライブギアの採用など、リール心臓部の機構も最高峰トーナメントISO Zとほぼ同格の仕様に変更。これにより競技LB/LBDでは、ハンドル1回転当たり100cmの超高速巻き上げを実現している。驚くべき「第4世代」の実力をぜひフィールドで体感してほしい。
■インパルト競技LB/競技LBD・・・ライト&スポーティな勝つための武器。
ボディ・ボディカバー・ハンドルだけでなく、超軽量ワンピースブレーキレバーも高剛性ZAION。1.85号-150m巻きの軽量浅溝「エアスプール」とハンドル1回転で100cmの高速巻き上げ「競技ハイギヤ」を搭載。より素早いベール反転が可能なオートリターンタイプ。繊細な仕掛けと手返しの速さで勝負するための競技仕様LB。
ボディはローターを除けば形状はそのまんま09 トーナメントISO-Zです。REAL4エンジンプレートやビスなどの細かい部品がコストダウンを感じさせますけども、売値はトーナメントのおよそ半分ですから目をつぶります。また、明るいシルバーボディはどんな竿にでも合いますし、ところどころにあるレッドアルマイト処理されたパーツやエアスプールが良い雰囲気を醸し出しています。全体的には先代のインパルトアルファよりも全体の仕上げは良くなっていると感じます。
かなりスパルタンな外観ではありますが、おとなしいデザインの竿でもさほど違和感はありません。DXR系列、特にメタルチューンとばっちり合う色合いのようです。
使い初めは少し戸惑いました。やはり、競技用ハイギアは慣れるまで巻きが重く感じられました。巻く回数が少ない分、力が要るのは当たり前ですから、当然といえば当然です。慣れると、仕掛け回収や糸ふけの調整など、ハイギアの恩恵は確かに感じられます。プレイソと比べれば明らかに巻く回数が減ったと感じられます。また、インパルトアルファや09トーナメントISO-Zよりもさらに巻き取りスピードの速いギアのおかげで、やり取り時にはさらに余裕がもてます。
ギア周りは現行トーナメントISO-Zと同じ仕様のものを使っているようではありますが、回転の滑らかさはトーナメントに及ばないのは仕方がないでしょう。先代のインパルトとほとんど変わりませんけど、使い込むうちにかなり滑らかに、そして軽く回るようにはなります。
ザイオンのブレーキレバーは、実際に魚を掛けてみるまでは抵抗がありましたけども、強度不足でふにゃっとした感じはありません。一応2500LBDのアルミレバーとも比較してみたところ、見た目は同じ程度のたわみでしたので気にせずに使っていけそうです。
レバーブレーキリールで最も軽い部類に入るこの11インパルト競技LB、冬場のゆっくりしたリズムではあまり真価を発揮しませんけど、夏~秋の高活性時には巻き取りスピードと軽さが強い武器となります。
グレの数釣りだと、この競技の名前にふさわしく、手返しよくリズミカルに釣る事が出来ます。手前に走ってきたり、若干糸ふけが多かったりする場面でも、巻取りの速さで釣り人の腕をカバーしてくれます。