DAIWA DXR AIRTUNE 1.15-50
2010年8月の時点で、チヌのフカセ釣りに使えそうなチヌ竿ではない磯竿の5mがこれしかなく、超軽量でダイレクトな魚との駆け引きという謳い文句も気になったから。決め手は、5m、そして軽量であること。
調子 | 持ち重り係数 (kg/cm) |
ベストハリス (フロロカーボン) |
ターゲット サイズ |
購入価格 (円) |
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先調子 | 17.6 | 1.2~1.7号 | 40cm~ | 47,140 |
Vジョイント | ガイド | ガイド 合わせ |
リールシート |
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あり | IMSG | あり | 前進機構付 チタン製軽量 |
全長 (m) |
継数 (本) |
仕舞 (cm) |
標準自重 (g) |
先径 (m/m) |
元径 (m/m) |
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5.00 | 5 | 108 | 154 | 0.75 | 23.1 x 26.1 |
錘負荷 (号) |
適合ハリス (ナイロン・号) |
カーボン 含有率(%) |
メーカー希望 小売価格(円) |
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1~3 | 1~3 | 99 | 56,800 |
ダイワのホームページより
ダイワの若き開発陣の情熱を結晶化。
コンマゼログラム単位まで絞りこんだ軽量化と、 既存ロッドデザインの概念を一新するダイレクト感溢れるエアチューンロッド。
DXR(DAIWA・DESIGN X RED)はダイワの若き開発陣が自分達の情熱をストレートにぶつけた新・磯フカセ竿として開発しました。最先端の技術を結集、突起する最高水準性能を備えた質実のみを追求。超軽量で魚との駆け引きをダイレクトに味わえる竿。釣ることだけを真摯に追求し、余計なものは一切付加しない・・・そんな野望を果たしたのがDXRです。高弾性・高強度の超高密度『SVFカーボン素材』と、合わせ部の革命『V-ジョイント構造』、さらにロッド全体のバランスを最大限に引き上げる新思想の『パワーバランス(剛性)設計』が合体し、驚異の軽さを実現。釣り人の動きに即応するレスポンスの良さが、常に釣り人主体で竿を動かし、魚の動きも十分に感じながら獲り込むリアル感を実現しました。さらに、繊細仕掛けが主流の磯フカセ釣りに新・基準ロッドの新号数ロッドを提案。「1.15号 -50・53」、「1.35号-50・53」、「1.65号-50・53」の6アイテムです。
外見はカーボン柄を基調とし、シックな赤でアクセント。素材感・ソリッド感を全体に押し出しています。
まず、一番に感じるのはその軽快感。ただ持っているだけでも、圧倒的な軽さを感じます。
そして、仕掛けの投入など、竿を振り込んでもピンとしたハリとともにモーメントの軽さでとても扱いやすいです。
トーナメント制覇 技より、自分の腕の延長のようなフィーリングが強いと思います。
魚を掛けると、曲がり方の割にはどこかしら芯のある、しっかり感があります。トーナメント制覇 技のような、どこまでも粘る感じとは違いますし、メガディスハイパーのようなグレ竿のシャープさとも違う感じがあります。「魚を寄せる力が弱い」との評判を良く聞きますけれど、1号だと思えば全く普通の磯竿です。ことチヌに限って言えば、グレ竿ほどハリがないので、胴に乗せつつゆったりとやり取りするには適している感じがします。
48cmの夏チヌでの曲がり具合(チヌは足元のスリットに入ろうとしている)
そして、ダイレクトフィーリングというのはそのとおりだと思います。魚の動きはとてもよく伝わってくるので、慣れてくれば先行動作もできるようになるのではないでしょうか。
この特性、フィーリングから、魚を自由自在にコントロールすることに長けていると思います。たとえば、スリットに入った魚をゆっくり違和感を与えず引きずり出したりとか、そういう使い方にはいいと思います。
設計した人が言っていましたが、「工学的には無茶な設計をした」らしいです。しゃきっとしているのに反発力が抑えられているなんて相反する要素ですからね。
雑誌やインターネットでも、あまりよい評価は聞かれませんが、その評価の割には限界点や魚の動きが掴みやすいので、自分的には安心して釣る事が出来ます。また、掛けるまでならトップクラスのハンドリングの良さだと思います。
自分の技術を磨く上で、これは面白い竿だと思って使っています。いい竿でしたが、同じクラブのむろちゃんからどうしても使いたいとのラブコールがあり、タックルベリー査定価格で譲りました。(2017年1月9日譲渡)
むろちゃん、この竿でいきなり30cm以上のグレを50枚以上あげてましたわ・・・早まった?